ご挨拶

ユニパルスは、「得意なパルス回路技術でユニークな製品づくりをしていこう」という志のもと、私を含む若手技術者数名により発足しました。1970年のことでした。
当初からストレンゲージを使った応力測定やロードセルによる荷重・重量測定を専門とし特にウェイングインジケータにおいては世界に先駆けて製品化を果たしました。
以降、圧入・カシメなどを最適荷重で行うためのデジタルインジケータ、静電容量方式非接触変位計、回転トルクメータなど、幅広い技術をもって数多くの製品を開発しました。特に回転トルクメータUTMシリーズは、シャフト型のトルク計測のスタンダードとなり多くの開発・製造現場で使われています。
近年ではストレンゲージを内製化しており、お客様の用途に合わせてねじタイプやシリコーンフリータイプなど多種多様なロードセルを自社生産しています。
また、電動トルクアクチュエータ ユニサーボ、電動バランサ ムーンリフタなどの各種ロボットの開発・販売も順調に伸びております。特に、人の手感覚で思いのままに重量物を移動させることができる電動バランサは、今までにない使い勝手の良さから多くのお客様に導入いただき、累計販売台数が4000台を突破いたしました。
これからもユニパルスは研究開発を最重視し、日本初・世界初の製品をお届けしてまいります。
皆さまには、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

ユニパルス株式会社

会長

製品分野

UTMシリーズ
(回転トルクメータ)
回転軸のトルクを測定するトルクセンサ
ストレンゲージ、増幅器、AD変換器を回転軸上に搭載し、微小なひずみ信号を直ちにデジタル化し、固定部へデジタル伝送するという画期的な発明により特許を取得
小型軽量、高精度、高速応答、高速回転対応、高耐久性という相反する性能を同時に実現し、発売時のトルク計測の常識を覆した
発売当時測定が困難だった数々のトルク測定を実現し、ものづくりの発展に大きく貢献、東京都ベンチャー技術大賞優秀賞(2014年)、グッドデザイン賞(2014年)を受賞
ロードセル ストレンゲージを使った力を測定するセンサ
100 gf(1 N)から100 ton (1 M N)の幅広いラインナップを持つ
ストレンゲージを使ったロードセルは、温度変化に対して安定な測定が可能であり、研究開発から量産設備まで幅広く用いられ、高剛性・高速応答の荷重測定用(FA用)のロードセルと高精度の計重測定用(ウェイング用)のものがある
ひずみゲージとあわせて発明大賞考案功労賞を受賞(2021年)
計重指示計 高安定を特長とするロードセル指示計で、配合計量機、液体充填機、パッカースケール、ホッパースケール、トラックスケール、ベルトスケールなど、自動秤量システムを構成するための制御機能を内蔵している
荷重指示計 圧入やカシメ、プレス加工、キャッピングなど、機械の組み立て時の力を高速で測定し、圧入やカシメなどの工程が正常に行なわれたかどうかを判定し結果を上位システムへ伝達する指示計
力と変位や力と時間の波形を比較し、良否判定するウェーブコンパレータ機能は、業界標準
増幅器/周辺機器 ロードセルを動作させるためのブリッジ電圧を発生させ、微小な荷重信号を増幅し、アナログ電圧を出力する増幅器
高安定・低雑音・高速応答でオシロスコープやデータロガーなどを使用する
研究開発用途に最適
指示計に接続して伝票を発行できるプリンタや無線伝送機器など
変位計 サブナノメートルからサブミクロンの分解能で、物体の動きを高速に測定するセンサ
静電容量型、渦電流型、光ファイバー型をラインナップ
主に半導体や液晶などの製造装置や検査装置に組み込まれて使用されている
工作機械用
予防保全機器
工作機械の安定稼働を実現するための予防保全機器
ユニクランプはクランピングユニットの引込力を、ユニチャックはチャックの把持力を安全に遠隔測定できる
グリップマスターはツールホルダの工具把持力を測定でき、ツールホルダの把持力低下による加工精度低下や脱落防止の予防に用いられる
発明大賞発明功労賞を受賞(2023年)
UNISERVO
(電動トルクアクチュエータ)
出力軸の回転トルク計で測定したトルクを減速機付のサーボモータで制御するトルクアクチュエータ、減速機内蔵のため、小型かつ大トルクを発生する
トルクの制御分解能は1/10000に及び、繊細なトルク制御を実現
東京都ベンチャー技術優秀賞(2015年)、モノづくり部品大賞奨励賞(2015年)、電気科学技術奨励賞(2016年)、発明大賞発明功労賞(2018年)を受賞
Moon Lifter
(電動バランサ)
重い荷物を、その重さと同じ力で引き上げることにより、荷の重さをキャンセル
あたかも無重力状態のように荷を扱えるようにするパワーアシスト装置
40 kgから2tまで幅広いラインナップと、食品業界向けのHACCP仕様や全天候型仕様もある
数百種類にも及ぶカスタマイズや慣性キャンセラー機能を標準装備
中小企業優秀新技術・新製品賞優秀賞(2018年)、発明大賞東京都知事賞(2021年)を受賞

会社概要

社名 ユニパルス株式会社
設立 1970年4月1日
資本金 9500万円
売上高 約58億円(2023年9月期)
代表者 玉久 明子
従業員数 258名(2024年1月1日時点)
事業内容 ストレンゲージ・荷重・変位・トルク・振動などのセンサ
並びに 光学機器・メカトロニクス機器・エレクトロニクス機器の製造・販売
事業拠点 本社 / 東京都中央区日本橋久松町
埼玉工場 / 埼玉県越谷市
営業所 / 名古屋、大阪、広島
(拠点の所在地等はこちら
子会社 ユニパルス貿易(無錫)有限公司 http://www.unipulse.net.cn
海外販売拠点 Unipulse Instruments Thailand(バンコク)
Unipulse Instruments(ニューデリー)

組織図

会社沿革

西暦
会社の歩み
製品
1970年 吉本喬美がユニパルス(株)を設立
会社を東京都文京区後楽一丁目に置く
制御装置・電源装置・通信機器
1972年 会社を東京都千代田区外神田に移転 マイクロ波機器や造船関連試験機
1974年 会社を台東区入谷に移転
自社製品としてロードセルアンプやロードセル指示計を発表
工業はかり分野に進出
パチンコ台全自動釘打ち機
材料試験機用データ処理装置
駐車場料金計算システム、選果機、
初代直流増幅器(AM3)
1977年 ソフトウェア開発用コンピュータを導入
他社に先駆けて製品にマイコン(8080,8085A)を組込むことにより製品の高性能化を図る
初代ロードセル指示計(F200)、初代デジタル指示計(F300)、F400、
AM53
1978年 U20
1979年 埼玉県越谷市千間台に工場を建設し各種製品の量産を開始
この頃より自社製品の売上比率が急伸
513B、AM10、LC310、LC510
1980年 U10
1981年 本社を越谷市千間台に移転 AM55、LC610、F230、U20、
LC1000
1983年 LC210
1984年 LC630、LD515、M300、M500
1985年 U200、LC612、AM20、F330、
U300、F252、LC240、AM30、
AZU12、F430
1986年 名古屋営業所を開設 F360、B410、E850
1987年 F500、L810、M250、M350
1988年 L830、LC400
1989年 F272、F270 Ⅱ
1990年 広島営業所、福岡営業所をそれぞれ開設 F362、F800、D200
1991年 F366
1992年 F700、L820
1993年 大阪営業所を開設 F850、E760、E820、F155、
F380、F750
1994年 福島県羽鳥高原に保養施設「楽山亭」を開設 F340、F740、C110、C120、
E232、F480、F860、F880
1995年 初代ダイナミックフォースプロセッサ(F390)、LD5100、UL200
1996年 E928、F701、F741、F770、UL100
1997年 E930、LC1111
1998年 株式を店頭登録 F158、F370、F600、LD5180
1999年 越谷市千間台に新本社ビルを建設 UL120
2000年 銀座一丁目に東京事務所を開設 F805、M252
2001年 東証2部に株式を上場 F156、F395、LD514
2002年 本社を銀座七丁目に移転
越谷市の新本社ビルは技術センターとする
UL81、UL84
2003年 DS400、F720
2004年 E85、F159、F320
2005年 DS252、E90、F890、UNICLAMP
2006年 精度1/10000のロードセル(USB58)、F381、F720A
2007年 F372、F377、UL82、F160、
UNICHUCK
2008年 (株)ナノテックスの全株をTOBにより取得、子会社とする F490、F741-C、E500、F130、
WI500
2009年 F350
2010年 本社を東京都日本橋久松町に移転する F730、V100
2011年 中国にユニパルス貿易(無錫)有限公司設立
2012年 回転トルクメータ UTM (0.03 ~ 3000 N m)発売、販売急伸する
インドにUnipulse Indiaを設立
初代トルクメータUTM (0.03 ~ 10000 N m)、TM300、F331、F388
2013年 UTMII (0.05 ~ 10000 N m) 発売
ストレンゲージ、ロードセルの量産開始
MBOを実施、TOBなどにより吉本喬美が全株を取得、上場を廃止する
(株)ナノテックスを合併する
タイにUnipulse Instruments Thailandを設立する
知財グループを設置、特許などの取得に注力
回転トルクメータUTMⅡ(0.05 ~ 10000 N m)、TM200、TM301、
TM500、F325、F650
2014年 回転トルクアクチュエータ(ユニサーボ)発表
展示会出展多数、UTM Ⅱの販売が軌道に乗る
小径把持力計(グリップマスタ)
F820、F735、TM400、TM700、
UPM100、UMA-500、UNBF、
UNCLB、UNGS、UNTCH
2015年 ユニサーボの制御性能が飛躍的に向上
機械要素技術展を経て販売開始
初代ユニサーボ 80 W(SVM-80)、
200 W(SVM-200)
2016年 ストレンゲージの生産技術が大幅に向上
ロードセルの生産を増強
開発スピードアップを目的として社内に加工室を開設
NC旋盤、マシニングセンタ、フライス盤、放電加工機など最新の工作機械を導入
展示会出展多数
高応答デジタルインジケータ FS2000
ウェイングインジケータ FC1000
組込型インジケータ FC400
高剛性・高応答ロードセル SCB(スーパーセル)
静電容量型非接触変位計 PS-IA-HS
2017年 電動バランサムーンリフタMLC-60K/120K/240K 発売開始
展示会出展多数
ストレンゲージの生産設備を増強
ムーンリフタの量産開始
特許取得多数
初代電動バランサ(ムーンリフタ)有線タイプMLC-60K/120K/240K
リニアエンコーダULE-50、光ファイバー変位計ATW200、渦電流変位計UEC-1
多分力計シリーズ、プレロード測定システム、ユニサーボ15 W・40 W・80 W・200 W・750 Wラインアップ拡大、パラレルリンクロボット製品化
2018年 無線式ムーンリフタ ML60K/120K/240K/480K、MLH-480K/960K発売
防塵タイプムーンリフタ MLP-60K/120K/240K/480K発売
展示会出展多数
特許出願数累計 160 件、登録数 25 件
ムーンリフタの出荷量増加
サーボプレスコントローラの分野に新規参入
ML-60K/120K/240K、MLH-480K/960K、MLP-60K/120K/240K/480K
ユニサーボ 1500 Wラインアップ拡大、圧縮型ロードセル(UNBF2)、小型主軸クランプ力測定器(UCF)、サーボプレスコントローラ(PFA10)、トルクフランジ(UTF)、回転トルクメータ UTMⅢ(0.05 ~ 2 N m)
2019年 小型軽量ムーンリフタML-30K 発売
展示会出展多数
特許出願数累計 171 件、登録数 34 件
ムーンリフタの出荷量増加
サーボプレスコントローラ受注好調
ML-30K、圧縮型ロードセル(UCW、ULS、UBFH、USH)、引張・圧縮型ロードセル(URM)、回転トルクメータ UTMⅢ (5 ~ 200 N m)、UTMⅢ用ロータリーエンコーダオプション、UTMⅢ用トルクモニタ(TM320)、UTMⅢ用トルクコンバータ(TC80)
2020年 玉久明子が社長に、吉本喬美が会長に就任
特許出願累計 179 件、登録数 40 件
ムーンリフタの出荷数増加
UTMⅢ用インローオプション、UTMⅢ用トルクモニタ(TM380、REM)、小型大容量圧縮型ロードセル(UCC)、インテリジェントレコーダ(MD252)、減速機無ユニサーボ、ユニサーボ400Wラインアップ拡大、ユニサーボ用トルク&角度モニタ(USV-EC30)、電動バランサ用フィンガーリモコン(ML-FRC)、 電動バランサ用充電式リモコン(ML-RFC2、ML-WPT)
2021年 ムーンリフタ ラインアップ拡大(MLS-60K、MLH-1500K)
HACCAP対応ムーンリフタ(MLF-60K/120K/240K)発売
小型軽量ムーンリフタML-40K、MLS-60Kの出荷が急伸
展示会出展多数
トルクフランジの試験棟を新設
加工室に最新のターニングセンタを増設
特許出願数累計 199 件、登録数 54 件
MLS-60K、MKH-1500K、MLF-60/120/240K(HACCP 対応)、超薄形圧縮型ロードセル(UST)、引張・圧縮型ロードセル(UTTC)、小型大容量圧縮型ロードセル(USLC)、引張・圧縮・薄形センターホール型ロードセル(UCPI)、高温対応小型大容量圧縮型ロードセル(UCC(HL))、回転トルクメータ UTM Ⅲ (500 ~ 10000 N m)、トルクフランジUTF Ⅱ
2022年 防塵・全天候型電動バランサMLT-60K/120K/240K)発売
最大荷重 2t 対応のMLH-2000K発売
JCSS 校正(登録区分:トルク)の事業者に認定(0.5 ~ 100 N m)
展示会出展多数
特許出願数累計 225 件、登録数 69 件
ムーンリフタの出荷量増加
トルクメータ、ロードセル受注好調
防塵・全天候型電動バランサ(MLT)、MLH-2000K、両端雄ねじ引張・圧縮型防水ロードセル(UIS)、ダイレクト荷重測定器(DSCB)、組込型サーボプレスコントローラ(PFAE)、ストレンゲージ式センサ用計測ユニット(WI510)
2023年 0.01 N m からの小容量トルクのJCSS 校正に対応
ビルドアップ式のJCSS 校正を開始(0.5 ~ 100 N m)
3Dスキャナ型三次元測定機、画像寸法測定器を導入
特許出願数累計 236 件、登録数 80 件
電動バランサ用無線SI/F変換器(ML-RF2SIF)、電動バランサ用無線外部制御器(ML-RFIO)、目薬型トルクメータ、シリコーンフリービーム型ロードセル(UWR)、ワッシャー型ロードセル(UWP)、チャック把握力測定器(WI610)、組込型インジケータ(FC500シリーズ)

(注)製品欄の製品名の説明

U シリーズ(U20、U300など)はロードセル用直流プリアンプ

LC シリーズ(LC240、LC610など)はロードセルアンプ

F シリーズ(F360、F800など)はウェイングインジケータおよびデジタルインジケータ

AM シリーズ(AM20、AM30など)は直流型ストレンアンプ

UL シリーズ(UL82、UL120など)はハンディタイプデータロガー

事業拠点

国内拠点
本社 〒103-0005
東京都中央区日本橋久松町
9-11
Tel: 03-3639-6120
Fax: 03-3639-6130
埼玉工場 〒343-0041
埼玉県越谷市千間台西1-3
Tel: 048-977-1111
Fax: 048-976-5200
埼玉工場 別館 〒343-0041
埼玉県越谷市千間台西2-7-10
Tel: 048-978-4681
Fax: 048-978-4682
名古屋営業所 〒451-0046
愛知県名古屋市西区
牛島町2-5 TOMITAビル
Tel: 052-300-8760
Fax: 052-433-6609
大阪営業所 〒532-0003
大阪府大阪市淀川区宮原
4-1-14 住友生命新大阪北ビル
Tel: 06-6150-1511
Fax: 06-6150-1513
広島営業所 〒732-0824
広島県広島市南区的場町
1-2-21 広島第一生命OSビル
Tel: 082-563-7542
Fax: 082-263-9080
海外拠点

中国
(China)
ユニパルス貿易(無錫)有限公司
〒214002 江蘇省無錫市人民中路139号恒隆広場オフィス1座3501B単元
Tel: +86-510-8272-0324 / 0325
Fax: +86-510-8270-0060
URL: http://www.unipulse.net.cn/
タイ
(Thailand)
Unipulse Instruments Thailand Co.,Ltd.
118/152,153 M.6,T.Donhuaroh,A.Muang,Chonburi 20000,Thailand
Tel: +66-63-535-5913
インド
(India)
Unipulse Instruments Pvt. Ltd.
India / Pakistan / Bangladesh / Sri Lanka
Level 9, Spaze I-Tech Park, A1 Tower, Sector – 49 Sohna Road,
Gurgaon-122018 INDIA
Tel: +91-93111-41480