切り出し制御の設定について

切り出し制御をおこなうために必要な設定群、あらかじめ計量方式や制御方法について基本動作を想定した上で詳細設定を進めて下さい。
→定量切り出し制御とは?
→単純比較制御、 →シーケンス制御

■計量方法選択
投入/排出計量の選択を行います。
"外部選択"は投入/排出を外部入力信号から切換えることができます。
OFF(HI)・・・投入計量
ON(LO)・・・排出計量
FC400-設定項目1-7(計量方法選択)
設定項目F1-7 初期値(0000): 計量方法 0:投入計量

■制御モード
定量切り出し制御の制御方法を選択します。
FC400-設定項目2-1(制御モード)
設定項目F2-1 初期値(00000): 制御モード 0:単純比較制御

■定量、大投入、定量前、落差
以下重量に達するとそれぞれの出力がON します。
・定量-大投入・・・大投入出力ON
・定量-定量前・・・中投入出力ON
・定量-落差 ・・・小投入出力ON
FC400-設定項目0-9,0-4,0-5
設定項目F0-9 初期値(00000):  定量:000.00
設定項目F0-4 初期値(00000):  大投入:000.00
設定項目F0-5 初期値(00000):  定量前:000.00

FC400-設定項目0-6
設定項目F0-6 初期値(0000):  落差:00.00

以下は比較/判定に関する設定、
ワークの特性や使い勝手に合わせて定量切り出し制御をより便利にアレンジする設定です。

■ゼロ付近
■ゼロ付近比較モード
現在の重量値がゼロに近い状態であることを検出するための機能です。
・ゼロ付近・・・閾値を設定
・ゼロ付近比較モード・・・比較条件を選択
・条件を満たすとゼロ付近ステータスがON
FC400-設定項目0-3,1-7
設定項目F0-3 初期値(00000): ゼロ付近:000.00
設定項目F1-7 初期値(0000): ゼロ付近比較モード 0:総重量

■上限、下限
■上下限比較重量
■上下限比較モード
重量値が上限/下限を超えているかを検出する機能です。
・上限/下限・・・閾値を設定
・上下限比較重量・・・比較対象を選択
・上下限比較モード・・・比較条件を選択
・条件を満たすと上限/下限ステータスがON。

FC400-設定項目0-1,0-2,1-7,1-8
設定項目F0-1 初期値(00000): 上限値:000.00
設定項目F0-2 初期値(00000): 下限値:000.00
設定項目F1-7 初期値(0000): 上下限比較重量 0:GROSS(総重量)
設定項目F1-8 初期値(000): 上下限比較モード 0:常時比較

■過量、不足
■定量及び過不足比較重量
■過不足比較モード
重量値が過量か不足かを検出する機能です。
・過量/不足・・・閾値を設定
・定量及び過不足比較重量・・・比較対象を選択
・過不足比較モード・・・比較条件を選択
・条件を満たすと過量/不足がON、過量/不足いずれでもでない場合、正量ステータスがON。

FC400-設定項目0-7,0-8,1-7,1-8
設定項目F0-7 初期値(0000): 過量:00.00
設定項目F0-8 初期値(0000): 不足:00.00
設定項目F1-7 初期値(0000): 定量及び過不足比較重量 0:GROSS(総重量)
設定項目F1-8 初期値(000): 過不足比較モード 0:常時比較

■比較禁止時間1/比較禁止時間2
■判定時間
バルブの開閉に伴う機械系の振動によって制御動作が不適切にハンチングしないよう、⼀定時間比較/判定を禁止することができます。
制御重量値に達すると動作し、設定時間中はONした出力がOFFになりません。
FC400-比較禁止時間
FC400-設定項目1-1,1-2,1-3
設定項目F1-1 初期値(050): 比較禁止時間1:0.50秒
設定項目F1-2 初期値(050): 比較禁止時間2:0.50秒
設定項目F1-3 初期値(150): 判定時間:1.50秒

■完了出力時間
■完了信号出力モード
計量が完了したときに完了信号を出力する時間とタイミングを設定します。
FC400-完了出力時間
FC400-設定項目1-4,1-8
設定項目F1-4 初期値(300): 完了出力時間2:3.00秒
設定項目F1-8 初期値(000): 完了信号出力モード 0:判定時間経過後