記録計(データロガー)は、今やメモリで大容量のデータを蓄えることが一般的です。そこで問題となるのがデータの改ざんです。
様々な手法で改ざん防止を講じる機器の中、紙による記録は明確で信頼できるデータとして扱われ、プリンタのニーズは依然少なくありません。
紙に印字する場合、データ量が多くなった時に扱いにくいという問題があります。MD252は、紙による記録とSDカードへの記録という2つの機能を持っています。プリントとデータログの双方の利点を兼ね備えた製品です。
ユニパルス製インジケータだと
SI/Fが使えて簡単!
極性なしでケーブルを2本接続するだけ
SI/Fなら2ch入力も可能!
外部機器との接続はBCDパラレルデータまたはRS-232Cをご用意
インターフェイスはSI/Fを2ch分を標準装備。
オプションにてBCDパラレルデータ入力、RS-232Cをご用意しています。
データを印字する場合、回数、日付、時刻、銘柄などの情報を紐づけることが可能です。これらは予め用意されている印字フォーマットを選択して自由にスタイルを選ぶことができます。
MD252は、銘柄または銘柄テーブルを使用してデータを分類・集計することができます。銘柄テーブルでは予め登録していておいた名前をデータにつけて印字し、集計時には銘柄テーブル毎の集計を行います。
銘柄テーブルでは6桁の英数字、カタカナ、記号を使用することができ、Ach、Bchそれぞれ100種類登録するできます(ただし1回の分類集計ができるのは最大32種類まで)。
上の動画では、赤いマウスと黒いマウスの重さをランダムに計量しています。MD252で銘柄テーブルの指定をすることで、赤マウス、黒マウスが別々に集計されています。
MD252は、内部メモリを通じてSDカードにデータを記録して、さらにそれを印字します。
全てのデータは記録のタイミングで本体メモリに一時的に格納され、集計のタイミングでSDカードに書込みます。
万が一印字した紙を紛失しても、SDカードにデータが残っているので安心です。
また、データの集計をパソコンで行うこともできます。
MD252では旧バージョンのM252にはなかった「間引き印字」や「倒立印字」の機能が追加されました。
「間引き印字」は、例えば3回に設定した場合、3・6・9回目だけを印字します。
印字は間引かれますがデータは全てSDカード内に格納され、紙の節約ができます。
倒立印字は、印字した時点では逆さまですが切り取った状態で読みやすい昇順となる機能です。
倒立印字は逆向きに印字し、ロール紙を切り取った時に昇順になります。
標準印字は正しい向きに印字し、ロール紙を切り取った時に降順になります。