電動バランサ「ムーンリフタ」は、吊り上げたワークをまるで無重力のように扱える、全く新しいアシスト装置です。
ワークを動かす速度は手の力加減でコントロールでき、初めての方でも簡単・安全にご利用いただけます。
ムーンリフタには設定可能なパラメータが豊富にあり、アイデアによって幅広い用途でご使用いただけます。
今回はムーンリフタならではのアプリケーション例をご紹介いたします。
ムーンリフタはワーク重量の一部だけをアシストすることができます。
例えば、100kgある台車を90kg吊ってアシストすると、10kgの台車を押す感覚で操作できます。
ムーンリフタは人だけでなくロボットのサポートも行うことができます。
ロボットに負荷をかけない設定で、安心してご利用いただけます。
ムーンリフタには、一定の重さを超えると任意の位置まで移動する機能があります。
位置制御ではなく重さによる制御なので、「荷が完全に乗ってから移動」や「移動中の荷の落下を検知」など、重量変化による制御が行えます。
ボルトの締付け作業は重量が大きいほど位置決め・締付けが大変になります。
ムーンリフタでボルトの重量分をアシストすると、フリーな状態で楽に締付けが行えます。
斜めに差し込んでしまい、やり直し!ということがなくなり、作業時間を大幅に削減できます。
天井が低く揚程が足りない場合、滑車を利用する方法がおすすめです。
屋根のある機械へワークをセットする際にも、滑車を使用し軸をオフセットするとスムーズにワークを扱うことができます。
ムーンリフタは汎用の入出力機能があります。
スイッチごとにアシスト量を切り替えるように設定すれば、様々な重さのワークをスムーズにハンドリングできます。
ムーンリフタはチェーンの繰り出し量によりアシスト量を可変することができます。
例えば、磁石の上にワークを設置する際、近づくにつれてアシスト量を増やすことで磁力をキャンセルすることができます。
複数台のムーンリフタを使ってワークの角度を調節することができます。
ムーンリフタはアシスト重量をあらかじめ設定することができます。
例えば、金型を外す作業であらかじめ上型分の重量分だけをセットすると、下型が引っかかった状態で無理やり持ち上げることがなくなり、安全に作業を行えます。
ムーンリフタには自動昇降モードがあります。
例えば、洗浄や脱脂の際に行うワークの液体への浸け込み・水切りを自動で行えます。
ムーンリフタは人のサポートだけでなく、重いワークを扱う様々な場面で活躍します。