トルクモニタの詳細を知りたいときは?
Q 01:TM320とTM380の違いは?
TM320はトルク、回転数、動力の表示があり、トルク計測による効率測定などに便利です。TM380はトルク、回転数、角度の表示が可能でUTMシリーズの中でもロータリーエンコーダオプションを搭載した機種に対応しています。
Q 02:以前、TM300(TM301)を使用していたが、TM320とTM380どちらを選べば良い?
TM300(TM301)をご利用いただいてる場合、使い勝手で選ぶとTM320が上位互換となっています。TM300(TM301)と比較してA/D変換の速度などのスペックが向上しております。詳しくは弊社営業担当へご確認ください。
また、TM320/TM380では接続ケーブルが別売となっていますので、接続するトルクメータにあわせてケーブルもご案内させていただきます。
Q 03:UTMⅢ、UTMⅡどちらも接続できますか?
TM320、TM380、TC80いずれも接続可能です。
Q 04:UTMⅢ、UTMⅡロータリーエンコーダオプションでも接続できますか?
TM380、TC80であれば接続可能です。
Q 05:トルクメータはUTFを使用したいのですが接続可能ですか?
TC80でしたらデジタル入力(RS-480)で接続可能です。ただし、ご注文の際にUTFとの接続をご指定していただく必要があります。UTMⅢ、UTMⅡとの接続タイプで出荷されたものはUTFを接続することができませんのでご注意ください。また、接続ケーブルもUTF用のものがございますので弊社営業にお問合せください。
Q 06:トルクモニタ本体購入後、オプション(インターフェイス基板)を追加することは可能ですか?
トルクモニタをご購入後にオプションインターフェースを追加することは可能です。(有償)ただし、本体を一度弊社にお戻しいただき、追加・改造の上再度発送させていただきます。オプション基板のみの発送はいたしかねますので、ご購入時にオプションの有無をご確認いただくことをお勧めいたします。
Q 07:アナログモニタ出力とは?
アナログモニタ出力はUTMⅢまたはUTMⅡのアナログ出力からの折り返しを出力しています。電圧計のプローブなどで電圧確認が可能です。このモニタ出力はTM320/TM380/TC80においてA/D変換する前段から取り出していますので、デジタルゼロ、デジタルフィルタなどのデジタル処理された表示値とは連動しません。表示値と連動した出力が必要な場合はオプションのD/Aコンバータを追加してください。
Q 08:電源ONから正常に起動するまでの時間はどれくらいですか?
TM320/TM380は約4秒、TC80シリーズは約6秒で立ち上がります。
ただしトルクメータ(UTMシリーズ)は電源投入後、安定までに15分ほど時間がかかります。
Q 09:ホールド値はトルクのみですか?
TM320はトルク、回転速度、動力の3つの値をホールドできます。
TM380はトルク、回転速度、角度の3つの値をホールドできます。
TC80はトルク、回転速度、角度または動力の3つの値をホールドできます。
※TC80-CCL(CC-Link)はトルク、回転速度、角度の3つの値をホールドできます。
また専用アプリでそれらを読み出すことも可能です。
Q 10:ホールド値を通信で読み取る場合、小数点の扱いはどうなりますか?
通信データは、小数点を含めた形で出力されます。但し、通信コマンドによって有効桁数が異なりますので、詳細はご利用しているトルクモニタの取扱説明書をご参照ください。
Q 11:「LOAD」、「-LOAD」と表示されましたがどういう意味ですか?
UTMⅡの場合、トルク入力が5Vを超過すると「LOAD」、-5V未満となると「-LOAD」と表示されます。
UTMⅢの場合、トルク入力が10Vを超過すると「LOAD」、-10V未満となると「-LOAD」と表示されます。
Q 12:LOAD表示がでます。解除方法は?
信号入力範囲を超えています。ケーブルの断線・誤配線やUTMⅡ、UTMⅢ、UTFの破損でも表示されます。LOAD表示はアナログ入力に対するアラーム表示です。入力電圧設定にて5V(UTMⅡ)が選択されていてUTMⅢを接続した場合も定格の50%以上になったときにLOAD表示になり得ます。
Q 13:「OFL」、「OFL1」、「OFL2」、「P_OFL1」、「P_OFL2」と表示されましたがどういう意味ですか?
それぞれ以下の条件で表示されます。
トルク | 回転速度 | 動力 | |||
表示値が
99999を上回ったとき |
表示値が
-99999を下回ったとき |
表示値が
99999を上回ったとき |
表示値が
99999を上回ったとき |
表示値が
-19999(TM320)/ 99999(TC80)を下回ったとき |
|
TM380 | OFL2 | OFL1 | OFL2 | - | - |
TM320 | OFL2 | OFL1 | OFL2 | OFL2 | OFL1 |
TC80-CCL | OFL2 | OFL1 | OFL | - | - |
TC80-D3V、
TC80-EIP |
OFL2 | OFL1 | OFL | P_OFL2 | P_OFL1 |
Q 14:回転数のD/A出力は、正回転と逆回転で±出力されますか?
回転数は正回転、逆回転ともにプラス出力となります。ある回転数をゼロスケール値とするとの回転より低い回転数はマイナス出力となります。
Q 15:データは記録できますか?
TM320はトルク、回転速度、動力を最新30データまで記録可能です。
TM380はトルク、回転速度、角度を最新30データまで記録可能です。
TC80はトルク、回転速度、角度または動力を最新100データまで記録可能です。
※TC80-CCL(CC-Link)はトルク、回転速度、角度の3つの情報を記録できます。
また専用アプリでそれらを読み出すことも可能です。
Q 16:USBインターフェイスオプションをつけたときケーブルは付属されますか?
TM320/TM380にUSBオプションをつけたときUSBケーブルは付属されません。指示計側のコネクタはmini-B TYPEとなっていますので適合するものをご用意ください。
Q 17:インターフェイスオプションはいくつまで選べますか?
TM320/TM380のオプションスロットは1つです。下記のオプションから1つだけ装着することが可能です。
- BCD出力インターフェイス (BCO)
- RS-232Cコミュニケーションインターフェイス (232)
- D/Aコンバータ電圧出力(3ch) (D3V)
- D/Aコンバータ電圧出力 (DAV)
- D/Aコンバータ電流出力 (DAI)
- USBインターフェイス (USB)
TC80は型式によってインターフェイスが異なり以下のように選択できます。
CC-Link、RS-485、USB(TC80-CCL)
D/Aコンバータ電圧出力、RS-485、USB(TC80-D3V)
EtherNet/IP、RS-485、USB(TC80-EIP)