定量切出制御とは、計量ホッパータンクを用いて粉体や液体を⼀定量ずつ小分けにする(切り出す)計量方法です。FC400には機能として定量・定量前・大投入・落差などのゲート制御するための設定値や出力信号があらかじめ用意されています。
一般的な容器充填や袋詰め計量を大別すると下記の4つのパターンに類型化できます。
1)単純比較制御の投入計量
2)単純比較制御の排出計量
3)シーケンス制御の投入計量
4)シーケンス制御の排出計量
<投入計量>
原料タンクから計量ホッパーに投入しプラス方向に増加する重量で制御する。
<排出計量>
原料タンクにロードセルを配置し、排出する際のマイナス方向に減少する重量で制御する。
制御方法(入出力信号の決め事)として、単純比較制御とシーケンス制御の2パターンがあり、PLCによる制御を設計段階でどこまで作り込むか検討し、使いやすい方を選択します。
<単純比較制御>
現在の重量値を監視して、設定値を上回った時に(単純に)FC400から大投入~小投入など出力を順次ONして外部機器に制御タイミングを渡します。そのため実際にゲートを開閉する為にはPLCが必須となりますが、PLCのシーケンスプログラムによって計量プロセスの組み立て方に自由度が増す方式です。
<シーケンス制御>
FC400に対してスタート指令を入力した後、FC400に内蔵された計量シーケンスを実行していく制御方式です。スタート時の自動風袋引きや計量完了後の補正投入機能、各種シーケンスエラー出⼒等が完備されているので、半自動的な計量機であればPLCを使わずに済ませることも可能です。
またPLCが制御する計量システムにおいても、ゲート制御やエラー監視など計量の大部分をFC400に任せられるのでシーケンスプログラムを簡略化できるメリットがあります。
入出力信号の詳細はこちらを参照。
単純比較制御
シーケンス制御
<単純比較制御とシーケンス制御の違い>
<投入計量と排出計量を組み合わせた応用例>
投入と排出を外部から切換えながら計量を行なうことで高度な配合計量も行なうことができます。
上段の原料タンクから計量ホッパーに落とす際に配合比率に応じた定量値を設定して1種類ずつ投入計量していきます。所定の原料種類分を投入し終えたら、十分撹拌したのち撹拌機を止めて排出計量に切り替え、切り出し計量を行います。原料1種類ずつの計量になるため時間はかかりますが、1基の計量タンクで配合と小出し計量ができるメリットがあります。
(FC400では複数の定量目標値を記憶する銘柄機能が無いため、PLCから通信で定量、落差、定量前、大投入などの目標値を書き換えながら計量する必要があります)

