力をはかるロードセルには各々容量だけではなく、荷重をかける方向が決まっています。設計上、定格荷重を正しい方向に負荷することを条件にロードセルのスペックは表記されています。性能を十分生かしより精度良く計測するためには、ロードセルへの荷重のかかり方にも気を使う必要があります。ロードセルに偏荷重がかかった場合、出力誤差となったり場合によっては破損にいたることもあります。
上の写真は、定格荷重2kNで押したロードセル出力の違いを表しています。左はロードセルの垂直軸に対して真っ直ぐに、右は斜めに荷重をかけています。出力差はおよそ0.04mV/Vとなり、これは左の写真での定格出力(およそ1.4219mV/V)に対し、右の写真では約3%相当の誤差となります。このロードセルは2kNなので、およそ60Nも大きく計測されてしまいます。
ロードボタンがあるタイプは、完全に固定するタイプと比べ、正しく負荷をかけることが比較的簡単です。
ただし、こんなときはご注意ください。
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