センターマスターは圧入時の芯ズレを自動で補正するデバイスです。
ロボットによる精密な挿入作業から100kN以上の荷重がかかる圧入作業まで
幅広いアプリケーションに使用できます。
① ワークの破損や変形を防ぐことで歩留まりが良くなります
② 芯ズレを防止することで毎回同じ条件で判定が行えます
芯がズレていると圧入荷重が上がってしまうことがあります。
そのため、異常荷重が出た際の原因が芯ズレなのか加工精度なのかが判別できません。
センターマスターで芯ズレを補正できれば加工精度による要因のみで良否判定が行えます。
また、圧入荷重のバラつきが無くなり、余裕を持った容量のアクチュエータにする必要がなくなるため、コストダウンに貢献します。
③ 圧入スピードを上げタクトを早くすることができます
かじりによるワークの破損を恐れてシリンダーの速度を遅くしていた場合
芯が合うことでスピードを上げることができ、タクトの向上につながります。
④ 一対多の圧入がスムーズに行えます
1つのシリンダーで2箇所以上の同時圧入や、下の台が移動し複数の穴に対してプレスを行う場合、位置合わせが比較的楽になります。
⑤ 設備の寿命を延ばせます
芯がズレることにより設備に偏荷重がかかり
治具や設備寿命が短くなることを防げます。
⑥ 機械の清掃がしやすくなります
治具を取り外して清掃しても、その後厳密な位置合わせが必要なくなります。
また、こすることがなくなりバリやゴミが出にくく、清掃の頻度も下げられます。