1秒未満の測定サイクル(タクトタイム)でも判定できるでしょうか?

測定サイクルが短い場合、測定開始~測定完了までの入出力信号に無駄な待ち時間が発生すると判定が間に合わなくなります。FS2000取説のP.22「入力信号のタイミング確認」のタイムチャートを参考にして頂き、PLCからの各信号を必要最小限の秒数(ms)確保しつつ、どこまで時間を詰められるかご検討ください。
PLCのスキャンタイムなども関わりますが条件が良ければ1秒未満で稼働できる可能性があります。
ポイント>
・波形を取り込む時間、長さを実際の測定波形に合わせて最適化してください。
 操作方法> メイン画面→Set→初期設定→センサ→波形のフルスケール (FS2000取説P.32)
・制御信号は本体コントロールコネクタの外部入出力を使用してください、USBやPLCの通信系ネットワークは遅延とバラツキがあるため適しません。
・測定中や波形取り込み後の演算中に画面操作をすると内部処理に割り込みが入り判定出力に影響するので、FS2000を操作しないようにしてください。
・運用画面表示を「波形」ではなく「数値」にすると内部処理が若干早くなります。
 操作方法> メイン画面→Set→初期設定→運用画面(表示)→数値 (FS2000取説P.80)

以上の対策後、必ず実際のワークで試運転して長期安定性を確認してください。