ロードセルとインジケータ購入後の調整手順は?

ご利用いただく機種、装置によって詳細は変わりますが、概ね下記の手順で導入、立ち上げとなります。

1)機器、装置に設置された状態で、まず較正を行ってロードセルとインジケータが正しい荷重を表示出来るようにします。
重量計測の場合は、秤やタンクなど重量を量る場所に「分銅」を載せて実負荷較正を行います。計量法で定められた特定計量器の場合、都道府県の計量検定所が実施する検定を別途受ける必要があります。
荷重計測の場合は、ロードセルの試験成績書記載のデータを基に「定格容量N」と「定格出力mV/V」を数値入力します。

2)荷重や重量計測の応答性を左右するアナログフィルタ、デジタルフィルタ、安定検出などのパラメータを設定します。

3)ホールド機能、上下限比較機能、切出し計量、シーケンスモードなど制御、I/O信号の動作に関する設定を行います。

4)上下限判定値や定量目標値、落差などのワーク(銘柄) 毎の判定基準値を設定します。

5)十分時間をかけて試運転を行い、予期せぬ動作をしないよう装置全体の検証を行います。