ゼロ/スパン較正中に“cErr9”が発生し、その後較正を繰り返しても“cErr9”が消えない。

ゼロ/スパン較正中に指示値がふらついている為、正しく較正完了できない状態です。
① 実際に外部からの振動の影響を受けているケース。
② スパン較正の設定や作業ミスで、ふらつきやすいハイゲイン状態になっているケースがあります。

【対処方法】
① 振動の発生源となる外部機器の運転を止めて出来る限り静謐な環境で較正作業を実施してください。
 もし振動が軽微なら、指示計の「ローパスフィルタ」や「移動平均フィルタ」の設定を安定する方向に調整し、
 ふらつきを抑えた後、再度スパン較正を実施すれば”cErr9”を回避できる可能性があります。

 ただし秤が振動とは異なる不安定な挙動を起こしている場合はロードセル故障の可能性もあります。
 ロードセル本体と取付金具に機構的な問題が無いことを十分確認してください。
→ロードセルの機構的チェックポイント

② 分銅を載せ忘れたり、過負荷防止ストッパーを解除しないでスパン較正してしまうと、SIG電圧が
 極めて小さいレベルのハイゲイン状態すなわち、ふらつきやすい状態になることがあります。
 その場合は較正関連の設定を一旦「最大秤量値※」=100.00、「分銅重量値」=100.00、「等価入力
 スパン較正値」=2.0000[mV/V]にして仮の等価入力較正を行いハイゲイン状態を解消してください。

 次に“cErr9”が消え指示値が安定したら、本来の正しい「最大秤量値※」、「分銅重量値」に入力し直して、
 改めて正式な実負荷較正を実施してください。
 
※)最大秤量値の設定が無い機種では分銅重量値や定格容量/等価入力スパン設定値のみ設定します