スパン較正中に較正エラー“cErr6”が発生し較正が完了しない。

ロードセルの出力電圧が指示計のスパン調整範囲に達していない状態です。下記のいずれかの原因が考えられます。
① ロードセルの定格容量に対してスパン較正に用いる実負荷(分銅重量)が軽すぎる。
② 機構的な問題、施工上のミスで荷重がロードセルに伝わっていない。
③ ロードセル~指示計間の配線間違い、接触不良、またはロードセルの故障。

【対処方法】
① お使いのロードセルの定格容量[kg]と定格出力[mV/V]を調べて、設定された最大秤量値[kg]に達すると
 仮定した時のSIG電圧出力[mV/V]が指示計のスパン調整範囲内に収まるか確認してください。
 (最大秤量値の設定が無い機種では等価入力スパン較正値の数値で判断してください)

例>F720Bのスパン調整範囲=0.3~3.0mV/V ‥この範囲を下回ると”cErr6”になります。

スパン調整範囲

・調整範囲に満たない場合は、まずは最小範囲を上回るレベルまで載せる分銅を増やすことをご検討ください。
・分銅が用意できない等やむを得ない時は「最大秤量値」を仮想的に大きく入力することで“cErr6”を回避できる
 可能性があります。(最大秤量値の設定がある指示計に限ります)

②(①の問題ではない場合)ロードセル本体または取付金具類に機構的な異常が無いか点検してください。
→ロードセルの機構的チェックポイント

③(①と②が問題ない場合)外観では判別できないロードセル本体あるいは配線の状態をテスターで電圧、抵抗値
 などを測定し、電気的な特性が保たれているか確認してください。
→ロードセル・指示計の電気的チェックポイント

もしロードセル故障が判明した場合は、通常は修理不可能ですので正常品と交換する必要があります。